私の最初の電話

音ゲ等長文語りしていこう

ごちうさ3期が始まりますね

 始まるんですよ。どうもこんにちは。TVアニメ3期放送直前ということで、今回は1年ぶりに、ごちうさをテーマにした記事を書いていこうと思うのですが、一体何を書くんでしょう。実はまだ決めてません。とりあえずもう発売から1年ほど経ってしまった原作8巻は話題に出しますが、そのほかは思い付きに任せたいと思います。以下はネタバレを含むのでご注意ください。

なんだかんだでここまで来てしまいました

 TVアニメ2期からかれこれ5年が経ちました。ただ私としては、全てではないにしろその豊富なコンテンツの一部をつまみ食い的に追っていたら、なんだかんだ2020年秋まで来ていたという感じです。2015年時点では原作単行本は4巻が最新でしたが、今となっては8巻が出ていてそろそろ9巻が来るだろうといった塩梅になっています。
 私がここまでずるずると引きずられてきたことの素因は、ごちうさの「物語が進行している」ことにあると思っています。この「物語の進行」というのを私に強烈に感じさせたのは単行本7巻辺りでした。7巻の表紙を飾るのはついに学校を卒業する4人です。私のTwitterの周辺の界隈を見るに、ごちうさを追っていない人には当然と言えば当然あまり知られていないことなのですが、ごちうさはいわゆるサザエさん時空ではありません。物語の初めは中学、あるいは高校2年生になりたてだった人は物語内で2年経てば学校を卒業します。私がのほほんとして読んだり観たりしている彼女たちの日常は永遠ではないのです。しかし、時間はただただ無慈悲に過ぎていくのではありません。不可逆な日々の中で、人々の関係性が少しずつ紡がれていくところに私は尊さを感じるわけです。先の鍵括弧つきの「物語が進行している」はこういう意味で言ったものになります。次に原作8巻の話をしてみましょう。

セカイはカフェになるらしい

 これは8巻が発売されてから1年近く経つからこそ言えることなのですが、4人の卒業が迫る、および卒業するというイベントに伴い、状況の変動が大胆になってきているように思います。8巻は、この激動の時代の一幕である、都会への旅行の様子を描きます。この巻の表紙を飾るのは、色違いの服装に身を包み旅をする仲睦まじい「姉妹」です。
 ちゃんとした感じの文章を書くのに疲れたのでここからある程度フランクに行きます(気まぐれ)が、まあ8巻の内容を具体的に(ただある程度ざっくりと)見ていきましょうか。

旅の始まり、「家族」と新キャラ2名

 旅の間は共同生活、つまり家族も同然。(ここでいう)家族であるというのは、構成する人は年齢や肩書といった属性は散り散りでも心的な関係性で結ばれている人たちであるところでしょうか。新年度を目前に控え、肩書等いよいよ離れ離れになろうとしている中、「家族」とも形容されるべき強固な絆で結ばれた7人にとってはもはやそのようなことは関係ありません。
 一方、ここで新キャラ神沙映月・夏明が登場します。連載から7年半ほど経っての新キャラということで、2人の登場もまた激動の時代たる要因の一つです。

種々の旅

 ここまで書いておいてアレなんですが、8巻の全部を書こうとすると大変なことになってしまうのでやりません。8巻には、7人が登場する第1話に始まり、主要人物を、7人からココチノを除く5人、ココチノ、7人、チノ千夜、シャロメグ、10人、シャロ、ココア、チノ、豆苗、千夜、7人とする第2~13話が含まれています。第7話はさらなる新キャラ風衣葉冬優が登場し、豪華10名によるお届けとなっています。各話に物語があって、8巻の内容のみならずごちうさ全体を絡めないと語りつくすことはできません。
 というわけで、さーて何について書こうかな!

シャロメグ、夢のない2人

 将来の夢っていう概念がありますね。でも正直10年、20年後のことなんて一切予想できない。今なんだかんだ過ごしている日々が未来にどう影響するかなんてわからないんです。そんな中、将来を想像してあんな感じこんな感じになってたらいいなと言って、それを将来の夢とする人もいます。あるいは小学校とかで将来の夢を半ば強制的に作らされた人もいるかもしれません。しかし、どうせ未来のことが予想できないなら、将来の夢なんて何となくで、あるいは無くてもいいんじゃないでしょうか。日々の中で将来の理想像の明瞭・不明瞭が変化していくこともまた一興でしょう。
 ……そういう話です。ちゃんと話の内容に触れろ?サブタイトル「足音タルトタタン」にも触れた方がいい?まあまあ、こんなもんでいいでしょう!キャラソン「足音タルトタタン♪」、聴いてね!

第11話「チマメクロニクル」については

9巻発売後に記事で言及したいと思ってます。

行く場所を「カフェ」にしてしまう「家族」

 最終13話、受験を終えたチマメ隊に何もしていないことに気付いた高校生組は、サプライズプレゼントとして"We are Family☆"のデザイン入りオリジナルマグカップを作成するのでした。このマグカップが後にまた出てきてくれると嬉しいですね。嬉しいです。また、青山先生、凛ちゃんさんがやっと到着します。青山先生の「皆さんはどこでも素敵なカフェにしてしまえるんですね」(Koi、ご注文はうさぎですか?⑧、芳文社、2019年、p.118、この引用説明いる?)という言葉はごちうさらしいというか、この作品の何たるかを表現しているように思います。
 この13話のサブタイトルは「セカイがカフェになっちゃった」です。「足音タルトタタン」もそうですが、このキャラソンと原作とが一体となっているのにはいつも感嘆させられます。TVアニメ3期1羽のサブタイトルも、ほら。
 

前回までのあらすじ

 TVアニメ3期が始まるという事で、これまでのあらすじを振り返っておきましょうか。ごちうさ公式チャンネルの動画、「5分でわかる『ごちうさ』」を是非ともご覧ください。さっさとこの記事を投稿しないと3期が始まってしまうので、今回はこんなところで終わりにします(投げやり)。またいつか!