私の最初の電話

音ゲ等長文語りしていこう

ごちうさSFYを視聴しました

 ごちうさにおける「かわいい」って何なんでしょうか。顔などの見た目がいい、声やしぐさがいい、キャラ同士の絡みがいい、といったよく「かわいい」が用いられる状態だけではない何かがあるような……。

 というわけで、2019年9月26日に発売された「ご注文はうさぎですか??~Sing For You~」を視聴しました。今回は音ゲー記事ではなく、ごちうさSFYの感想やら何やらを書き連ねていきます。また翌27日に発売された「ご注文はうさぎですか?8巻」を読んだので、それについても書こうとしたのですが合わせて1つの記事にすると無限に長くなるのでまた別の記事に書きます。

・詳しい内容を明かさない感想
 端的に言うと、いつも通りのごちうさでありつつ、それでいてこころに沁み渡るお話でした。チノが音楽会のソロパートに選ばれる話なのですが、大勢の前で歌うことに抵抗のあるチノが仲間たちや亡き母といった周囲の環境や過去と触れあい、向き合い、そしてどうなっていくのか。こう書くとやたらスケールが大きく聞こえますが、それでいて結局ただの日常の1コマであるような、そんな(どんな?)空間、時間を楽しめる作品でした。加えて、今回のOVAは音楽がテーマの一つであり、本編中の音楽も特典のディスクもとても豪華なものになっています。

 以下は「ご注文はうさぎですか??~Sing For You~」の内容を含みます。ご了承頂ける方はどうぞ。また、以下文体が乱れることがあります。↓


















 ごちうさSFYは、2018年9月に行われたDMS Tea Partyにて制作決定が公表された新作OVAとテレビアニメ3期の前者で、原作でいうところのチノが学校の音楽会のソロパートに選ばれる回(5巻「Cup of Chino」)の内容に焦点を当てるものです。原作からの映像化は「Cup of Chino」の1話のみですが、OVAオリジナルの内容によって濃密な25分となっています。

・原作に無い回想から現在へ
 原作ではほとんど描かれていない過去のチノやサキのシーンが描かれているのはSFYの見どころの1つです。ごちうさの中ではそんな雰囲気は感じられませんが、実際、チノの境遇ってかなり重いんですよね。SFYの冒頭に描かれるように、大好きな祖父と母が亡くなる前の幼少期のチノは現在とは打って変わって元気な子供に見えます。この回想と1期1羽の間の悲劇は想像するに余りある。にもかかわらずいつの間にか音楽会のソロパートを引き受けるまでになっている。これも某自称お姉ちゃんの影響なのでしょうか。とにかく、チノ……おじさんは嬉しいよ……

・「第一回、カラオケ大会 IN 甘兎庵~!」
 先に書いたように、音楽にはかなり力が入っています。カラオケのシーンで歌われるアイドル曲(?)と演歌(?)の他にも、SFYの要となる合唱曲まで!特典ディスクに収録されている劇中歌とPandaBoYさんのMIXでぶち上げていこう!!!
 余談なのですが、私は「Eを探す日常」が好きです。音ゲーマーなのでこういうリズムの良い曲が好みなのもあるかと思います。本編にも登場してくれてテンションあがりまくり。
うおおおお!!!!!L.O.V!!!L.O.V!!!
このEを探す日常についてですが、キャラソンの「Eを探す日常」に加え、原作には「Eを探す日常」と「Eを探し続ける日常」があります。1つ目の「Eを探す日常」の"E"は"LOVE"の"E"でよいと思うのですが、ほかの2つは何なのでしょうか。単にリゼシャロの話だからそういうタイトルという側面もあれば、私的には2つめのEはMiss EmeraldのE、3つ目はRizeのEという側面もあるのかなとか思ったりしています。3つ目に関しては少し考えすぎでしょうか。話を戻します。

・Sing For You
 音楽祭前夜、タカヒロからチノへ、元気づけとしてサキのことが語られます。「自分の歌を聞いて喜んでくれる人がいる」────。結局、音楽会当日はメグマヤの緊張吸収(?)に加え、ココア、リゼ、千夜、シャロ、タカヒロ、リゼ父、ティッピーがはっぴ、はちまき、うちわまで作って総出で見に来てくれました。サキの言ったように「自分の歌を聞いて喜んでくれる」、そんな「素敵な人たちと一緒」だから大勢の前でも歌うことができるという人と人との繋がり、チノの心境の変化にこころが温まります。チ゛ノ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!(号泣)(CV.清川元夢)

・最後に
 ここで、記事冒頭の2文に戻ってみるんですけど、結局よくわからん!でも、このSFYで濃く描かれた人と人の繋がりや、果てには彼女たちを取り巻く環境や境遇も含めて、これらを包含するように「かわいい」の定義が拡張されているのがごちうさの世界なのではないだろうか。……まあ正直自分でも何を言っているのかよくわからなくなってきましたし、これは単に語彙力を捨てているのでは?という気もしますのでやめておいて自分に素直にこころぴょんぴょんしておくことにします
 SFYでは、1期2期とDMSを経てのキャラクター同士の関係値及び取り巻く環境に引き続くチノの成長が目に見えました。さらに、3期はこれの延長線上にあるということで、今からとても楽しみで夜しか眠れません。また、この記事は一部深夜のノリで書いているので後日こっそり修正が入っているかもしれません。